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「赤十字防災セミナー 災害から命を守る~事前の準備が9割~」

6/6(日)にえいぶる講座「赤十字防災セミナー 災害から命を守る~事前の準備が9割~」を開催しました。

大雨が頻発する前の心構えになるよう、防災セミナーを企画しました。講師は日本赤十字社佐賀県支部 事業推進課 災害救護係長の佐藤洋平さん。災害救護の実態の紹介と避難のポイントや持ち出し品について解説していただきました。

災害の規模が大きくなればなるほど、外部からの迅速な救護や支援は届きにくくなります。そこで必要になるのが「自助」「共助」です。「自助」とは、自分や家族の身は自分で守ること、「共助」とは、近所の人たちや友達と互いに協力して助け合うことです。非常時に助け合いができる人間関係も求められてきます。

大雨・台風から命を守るために最も大事なことは、「早めに安全な場所に避難する」ことです。簡単なことのようにも思えますが、西日本豪雨では避難が遅れたために命を落とす人も多かったそうです。今回は、予期できる災害について自分が取る行動を時系列にまとめる「マイタイムライン」というシートを使い、いつ、どこへ、何を持って避難すべきか具体的に考えて記入してもらいました。避難所に必要なものは、人によっても異なります。水や食料のほか、身分証明書(停電時のお金の引き落としなど)、お薬手帳、下着なども必要になる場合があるそうです。

 

佐藤さんは、タイトルにもあるように「事前の準備が9割」ということを念押しされました。地震や竜巻と違い、大雨や台風は天気予報で数日前から情報を得られ、備えができる災害です。昨年の7月は、大雨で鹿島市内でも浸水や倒壊などの大きな被害もありました。自分の命は自分で守れるよう事前に備えておきましょう。

 

えいぶる講座では、みなさんの「学びたい」「教えたい」という要望をお待ちしております。