『森 麻季 ソプラノ リサイタル』レポート
春寒の雨上がり「森麻季ソプラノリサイタル」コンサートを、2月13日(日)に開催しました。当初2020年3月1日を予定していましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3回の延期を経ての実現となりました。
感染対策のため検温や手指消毒、分散退場などを行い、半数の座席数で、内容の違うAプログラムとBプログラムの2回に分けて実施しました。
今回ご参加いただいたお客さまのほとんどがA・Bセット券を購入され、期待値の高さが伺える、待ちに待ったコンサートでした。
「花は咲く」、「この道」など耳なじみのある曲からオペラ曲まで、盛りだくさんの内容で、贅沢なプログラムを楽しむことができました。「赤とんぼ」では、麻季さんの澄んだ歌声を聴いてもらうため、途中であえて伴奏をなくす演出もありました。
オペラでは楽曲の解説や作曲家の生涯などの説明もされ、「私の侯爵さま」ではチャーミングな振り付けがあったりして、クラシック初心者でも、深く作品に浸ることができる工夫が、随所でなされていました。
麻季さんの伸びやかで、透明感のある美しい歌声、麗しいドレス姿。山岸さんの息の合った伴奏で、耳が幸せなひと時を過ごすことができました。
久々の非日常感、圧倒的な歌唱力と演奏にパワーをもらい、客席からは大きな拍手が送られました。「また呼んでほしい」とのご要望も多くいただきました。
市外在住や感染状況を考慮して、断腸の思いで参加を断念されたお客さまには大変申し訳なく心苦しい思いでした。
アンケートから
◆透き通る歌声に引き込まれてしまいました。ピアニストの方の透明なタッチ。この鹿島ですばらしいコンサートに出会い、良い思い出になりました。解説もはんなりとして素敵でした。 (70代)
◆コロナ禍の中、来佐いただき、ありがとうございました。度重なる延期に、もう開催されないのではないかと心配していましたが、伸びやかな森麻季さんの歌声を聴くことができて、感無量です。こうした機会がことごとく無くなっていた中で実現していただき、森麻季さん、山岸さん、関係者の皆さまに感謝申し上げます。 (50代)