第1回『かしまこどもフェス』レポート
愛するふるさと鹿島で、子どもたちのために何かできることはないか?と立ち上がった「かしまこどもフェス実行委員会」。新型コロナウイルスによる昨年の中止を経て、令和4年7月31日(日)『第1回かしまこどもフェス』は、エイブルとの共催で実現しました。当日は実行委員、ボランティアスタッフをはじめ、携わったたくさんの人たちの想いが詰まった空間となりました。
夏真っただ中の暑い日、来場された親子連れをまず出迎えたのは、目にも涼やかな彩とりどりの≪風鈴かざり≫たち。好きな柄の風鈴をお土産に選んだら、次は妖怪スタンプラリーへ挑戦。
施設内に隠れている、色んな≪妖怪顔はめパネル≫で妖怪になりきって記念写真撮影。
スタンプを全部集めたら、今度は巨大なガチャガチャに目を輝かせる子どもたち。手作りの≪段ボールガチャマシーン≫からオレンジやピンクのボールが出てくると、景品にひまわりの苗やおもちゃなどをもらった子どもたちは大喜び♪
つるの剛士さんを招いての≪つるのさんとWA になって話そう≫では、鹿島のパパママ代表のお二人とつるのさんを囲んで、子育てにまつわる話で大盛り上がり。特に印象深かったのは、「ゲームも否定せず子どもと一緒に楽しんでみる」と「楽しむのは簡単だけれど、メリハリをつけたり、止めさせることは困難」という、子育ての理想と現実的な意見がぶつかった瞬間でした。
≪出張木工教室≫では、木製ロボットを組み立てる、何十人もの金づちの音がトントントン・・!!と響き渡りました。子どもよりも大人の方が必死になる姿もありました。
予約制で行った≪ナカシマファームさんのチーズづくり体験≫では、予想以上にのび~るチーズに「おお!」と歓声があがりました。
≪おはなしパパと絵本Time≫の読み聞かせでは、ピアノと絵本のコラボレーションに想像力を刺激され、まるでお話の世界に迷い込んだようなワクワク感が味わえました。
お医者さんや薬剤師さんを囲んで気軽な雰囲気の中行われた≪小児医療講演会≫は、普段聞けないような悩みや疑問を相談でき、有意義な時間に。
開始早々予約のとれない人気ブースとなった≪こどもヘアメイク・フェイスメイク≫体験は、子どもたちの夢や憧れを叶える素敵なひとときをプレゼント。可愛くセットしてもらった髪に髪飾りをつけ、メイクでちょっぴり背伸びした子どもたちは、嬉しそうに鏡に映った自分を眺めていました。
子どもたちのキラキラした笑顔に彩られ、一日は幕を閉じましたが、ここで終わりではありません。
人と人とのつながりが温かい鹿島という町で、昔子どもだった私たち大人が今、子どもたちにしてあげられること・残してあげられるものを、ずっと絶えず考えていきたい、と強く思い直した記念の一日でした。(文章:実行委員・池田真耶さん)