鹿島錦展 ~その歴史と伝承~ 前期展示
[期間] 令和3年4月2日(金) ~ 6月30日(水)
前期:4月2日(金)~5月19日(水)
後期:5月20日(木)~6月30日(水)
[場所] 鹿島市生涯学習センター・エイブル 2階 床の間コーナー
4~6月の床の間コーナーは、鹿島の伝統工芸である鹿島錦を紹介します。
鹿島錦は江戸時代末期、鹿島鍋島家第9代藩主夫人篤子(柏岡の方)が病床にあったとき、天井の網代文様を見て、「この文様を使って日用品を作れないか」とそばに仕えていた者に相談し、印籠などを作ったのが始まりと言われています。その後、歴代の夫人によって工夫が加えられ伝承されてきました。
1968(昭和43)年、鹿島市教育委員会は鹿島錦の継承を目的として、鹿島錦教室を開講しました。そして、開講当初から受講していた 樋口ヨシノさんが中心となって、鹿島錦保存会の活動は活発になり、伝統の鹿島錦の世界を守り伝えてきました。
前期は、古式の織機「板機(いたはた)」や現在使われている織機「巻台」とそれらの織機で作られた作品を展示します。
後期は、鹿島錦の伝統を現代に受け継ぐ鹿島錦保存会のあゆみと会員の作品を展示します。
また、佐賀大学の「鹿島アートプロジェクト」のなかで、鹿島錦の研究をされている、芸術地域デザイン学部の石井美恵准教授を講師に迎えてのギャラリートークを予定しています。ギャラリートークを開催します
日時:5月30日(日)10時~
場所:エイブルホール
講師:石井 美恵さん(佐賀大学芸術地域デザイン学部准教授)
※事前申込が必要です
【申込受付】4月24日(土)~
【申込方法】電話またはエイブル2階事務局で申し込んでください。