カマキリとの出会いが、その後を決める。小さいころの記憶が好き嫌いを作る
カマキリが・・・!
工藤直子の詩に『おれはかまきり』があります。
『おう なつたぜ/おれは げんきだぜ/あまり ちかよるな/おれの こころも かまも/どきどきするほど/ひかってるぜ/おう あついぜ/おれは がんばるぜ/もえるひを あびて/かまを ふりかざす すがた/わくわくするほど/きまってるぜ』この詩は、小学生に大人気ですが、私とカマキリの関係は、あまりよくありません。
保育園のころ、私は、よくカマキリにいたずらをしていました。
1メートルくらい離れたところから細長い棒で、カマキリをつつくと、カマを振り上げる姿が面白く、どんどん怒らせていました。
するとついにカマキリは下から私をじっと睨みつけ、私が動く方向へしっかり向き直るようになり、今にも飛びかかって来そうな気迫。
私は、にわかに怖くなって、棒を投げ捨て、家の中に入ってしまいました。
数十分してから、何かの用事で外に出たとき、木の枝の葉っぱの先にとまっていたカマキリを見つけました。すると、なんと!カマキリが威嚇のポーズをして立ちはだかっているではありませんか。
カマキリが仕返しに来たと思ったとたん、素早く走って逃げた記憶があり、それ以来、カマキリは、チョッと苦手になってしまいました。
これって、オウドウボウのヒケシボウでしょうか!。
エイブルからこんにちは「エイブルの木7月号より」
エイブル館長 永池 守