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ユリ(百合)

ユリの花言葉にまつわること

百合(ゆり)

「鬼もあり姫もありけり百合の花」(鬼貫)という句があります。

いかにもユリは、種類が多くヤマユリ、ササユリ、カノコユリ、テッポウユリ・・・とある中に、オニユリと呼ばれるもの、ヒメユリと呼ばれるものがあります。

元来「鬼何々」と呼ばれる植物は、大きくいかつい種類、「姫何々」と呼ばれる植物は小さくかわいらしい種類を呼ぶものが多いようです。

ユリの場合も同じで、オニユリは大輪で、ヒメユリは小輪です。

色は、白やピンク、黄色、オレンジなどで、香りの強い花を咲かせます。

花の名は、茎が細く花が大きいので、風が吹くと花が揺れるところから「揺(ゆ)すり」と言われ、それが変化して「ユリ」と呼ばれるようになりました。

漢字の「百合」は百合の花の鱗片がたくさん重なっているところかきていると言われています。

夏、山道などで白く凛として咲いているのを見かける時があります。そんな時、昔、恩師から教えていただいた句「山百合の白の鮮烈爆破点」(鷹羽狩行)を思い出します。「白の鮮烈」という表現が好きで、山百合を見ると今もよく思い出します。

花言葉は、純心・純潔!

                  エイブルの木6月号「エイブルからこんにちは」より

                                                  館長 永池 守

 

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