9月1日(土)・2日(日)第5回えいぶる事業「なつかしの映画上映会」 ~黒澤明傑作集~ を開催!
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第5回えいぶる事業
『なつかしの映画上映会 ~黒澤明 傑作集~』
日 時/9月1日(土)・2日(日) 開場 9:20分(両日共)
場 所/エイブルホール 《全席自由》
料 金/一 般…1000円
エイブル倶楽部会員・高校生以下…500円
※前売当日共、4本分料金、2日間有効
7月28日(土)発売
プレイガイド/エイブル2階、ピオ、ララベル、ゆめタウン武雄、
有明スカイパークふれあい郷
嬉野市社会文化会館 リバティ
主 催:一般財団法人 鹿島市民立生涯学習・文化振興財団
/文化庁/国立映画アーカイブ
特別協賛:木下グループ
協 力:株式会社 オーエムシー
後 援:鹿島市、鹿島市教育委員会、佐賀新聞社、NHK佐賀放送局、株式会社ネット鹿島(順不同)
『天国と地獄』 1963年 東宝=黒澤プロ 白黒 シネマスコープ 143分
監督 :黒澤明
出演: 三船敏郎、仲代達矢、香川京子、山崎努
アメリカの推理作家エド・マクベインの「キングの身代金」を映画化したものであるが、ほとんどのトリックは黒澤をはじめとする脚本家たちのアイディアである。<天国>に住む富豪と対照的に<地獄>に住む青年医師を演じた山崎努は、文学座の新人俳優であったが、この作品で一躍注目を浴びた。
『羅生門』 1950年 大映 白黒 スタンダード 88分 [デジタル復元版]
監督:黒澤 明
出演:三船 敏郎、京 マチ子、森 雅之、志村 喬
森の中でおきた殺人事件をめぐって、8人だけの登場人物で演じられる不条理劇。芥川龍之介の「藪の中」を、脚本家を志望していた橋本忍が脚色、黒澤の助言で同じ作家の「羅生門」が加えられた。絶対真理の不在と人間不信の主題は戦後間もない欧米で評価され、翌年のヴェネチア国際映画祭でグランプリ、そして米・アカデミー最優秀外国語映画賞を受賞した。
『わが青春に悔いなし』 1946年 東宝 白黒 スタンダード 110分
監督:黒澤 明
出演:原 節子、藤田 進、大河内 伝次郎、杉村 春子
黒澤明監督の戦後第一作。モデルとなったのは京都大学の滝川事件(1933年)とゾルゲ事件(1941年)。ファシズムの圧力に屈し野に下った大学教授の娘で、戦時下のさまざまな苦境にも屈することなく生きていく堂々たるヒロインとして、原節子が後の小津安二郎作品とは違った魅力を発揮している。
『酔いどれ天使 』 1948年 東宝 白黒 スタンダード 98分
監督:黒澤 明
出演:志村 喬、三船 敏郎、木暮 実千代
黒澤の7作目にあたるこの作品は、強烈な個性を持つ若者とその観察者の設定や荒々しい映像表現の顕著さという点で、以後の黒澤映画のスタイルを決定づけたものと言える。新人・三船敏郎の初主演映画にして、黒澤=三船の黄金コンビ誕生の記念すべき作品。映像と対置する音楽を使うなど、後の黒澤映画で多用される演出手法がこの作品で確立した。