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田澤 義鋪 展 ~義鋪のことば、義鋪へのことば~

令和7年10月1日(水)~12月25日(木)

 鹿島出身で、青年団活動や社会教育に尽力した田澤義鋪(たざわ よしはる)(1885~1944)について紹介します。
 義鋪は、鹿島最後の藩主 鍋島直彬(なおよし)に仕えた父の義陳(よしのぶ)から厳しい教育を受け、第五高等学校(熊本)、東京帝国大学へ進学しました。
大学卒業後、義鋪は静岡県安倍郡の郡長に任命されました。大部分が農村である郡内の実情を知り、働く青年たちに着目します。
 活力を持て余していた青年たちの自治の力を育もうと、宿泊講習会を開きました。義鋪も青年たちと寝食を共にし、指導にあたりました。いきいきと学ぶ青年たちの姿に手応えを感じ、宿泊講習会を各地へと展開させていきます。
 また、義鋪は協調会の常務理事や東京市第二助役、日本青年団理事長などを歴任します。多忙ななかでも各地の社会問題に触れ、社会教育活動を自身の使命として講演や執筆を続けました。
 今回は、義鋪が青年たちへ贈った扁額や色紙などの「義鋪のことば」、義鋪を慕っていた安積得也(あづみ とくや)が田澤記念館開館時に贈った詩など「義鋪へのことば」を紹介します。 義鋪が貫いた精神は波及し、多くの人の心の中に生きています。
 この機会に、ぜひご覧ください。

◆展示期間 令和7年10月1日(水)~12月25日(木)