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納富 進 作品展 ~心に浮かぶ ふるさと~

令和7年 7月1日(火)~9月28日(日)

 洋画家として昭和の時代に活躍した納富進さんの作品を紹介します。 
 納富さんは、1911年(明治44年)鹿島市高津原に生まれました。旧制鹿島中学校卒業後に上京し、1932年に東京の文化学院美術部に入学。 『青根風景』が第20回二科展に初入選し、以降日展や一水会展を中心に作品を発表し、多数入選しました。
 1944年に、第二次世界大戦で召集され佐世保海兵団に入団。 復員後、東京都三鷹市にアトリエを構え、春と秋は東京、夏と冬は鹿島で生活するようになりました。絵画制作のかたわら、鹿島の自然やユニークなエピソードなどを随筆や俳句として記し、書籍も残しています。
 1962年から佐賀龍谷短期大学の教授、1967年からは橿原学院短期大学(現 奈良芸術短期大学)教授も務めました。改組第1回日展で『竜王峠』が文部大臣賞(現 文部科学大臣賞)を受賞し、「佐賀県文化功労賞」を受けました。日展評議員や佐賀県展審査員、鹿島美術人協会会長などを歴任し、1976年に病気のため亡くなりました。
 今回は、懐かしい風景が描かれた掛け軸やスケッチなどを展示します。のどかな昭和の風景をお楽しみください。
◆展示期間 令和7年 7月1日(火)~9月28日(日)

【前期展示】 7月  1日(火)~ 8月19日(火)

【後期展示】 8月21日(木)~ 9月28日(日)