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田澤義鋪 ~ふたたび歩み出す郷土の偉人~後期展示

田澤義鋪 ~ふたたび歩み出す郷土の偉人~後期展示

 令和4年4月に、鹿島市民立生涯学習・文化振興財団と田澤記念館は合併しました。それを記念し、床の間コーナーでは田澤義鋪に関する展示を行っています。

 田澤義鋪は、明治18年(1885)に高津原(現・鹿島市)に生まれました。鹿島最後の藩主 鍋島直彬(なおよし)に仕えた父の義陳(よしのぶ)から厳しい教育を受け、第五高等学校(熊本)、東京帝国大学へと進みました。 

 大学を卒業した義鋪は、静岡県安倍郡長に任命されます。青年への教育が不十分なことに疑問を感じた義鋪は、郡内の青年たちを集め、宿泊講習会を開きます。その後も、青年に対して、特に政治教育に力を注ぎました。それが自分の使命だと考えたからです。

 協調会の常務理事、東京市第ニ助役、日本青年館・大日本連合青年団の理事長などを務めるなかで、義鋪は地域の問題にふれていきました。そこで、「みんなが協力して地域の生活を良くしていくにはどうしたらいいか」を真剣に考えました。そして、全国各地で講演したり本を出版したりして、国民に訴え続けたのです。

 後期展示では「田澤義鋪とゆかりの人々」をテーマに、国際金融の分野で活躍した田中鐵三郎、中川で製薬業を営んだ森田判助、鹿島における果樹栽培の先駆者である田島勝爾、義鋪の伝記『この人を見よ』の著者の下村湖人などを紹介しています。

【後期】 5月17日(火)~6月30日(木) 

【前期】 4月1日(金)~5月15日(日)終了しました。

☆ギャラリートーク☆ 終了しました。

 演 題:「史料が語る政治教育者 田澤義鋪の生涯と功績」

日 時:4月10日(日)10~12時

場 所:エイブル 3階 研修室

講 師:高橋 研一(鹿島市民図書館学芸部)

定 員:30人 

※要予約申込み。エイブル2階事務局か、電話で受け付けています。

新型コロナウイルス感染状況によっては、変更になる場合があります。

電話:0954-63-2138で受け付けております。