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館長コラム「大切」

「切」という漢字の持つ意味は切るだけじゃないのですね。

「大切」

日ごろ何気なく使っている大切の「切」という言葉の意味は、ひたむきなさま、心を込めてするさま、差し迫ったさま、身にしみて強く感じるさま・・・など、実に様々です。

語源の「切」という文字は、刀で縦横に切るということから出来ており、モノを切るという意味から転じて、刃物をじかにあてるように「身近である」「行き届く」という意味もできました。

こうして身近に寄り添い行き届くようにすることから「親切」の意味になりました。

また、思い入れが深く切実であることの意味では、「深切」という漢字もあり、古くは「深切」が常用されていたようです。

一六世紀、ポルトガルからamor(アモール)という言葉が入ったときは、「愛」ではなく「大切」と訳したそうです。

万葉のころから、「愛」という言葉もあったようですが、「愛欲」というように、どちらかというと、悪い意味合いの方が強かったからでしょうか。

今でも「愛しているよ」と言ったり、言われたりするよりも、「大切なんだ。」の方がピンとくる人も少なくないのではないでしょうか。

一つの漢字からいろいろな世界が広がります。漢字の奥深さを感じることができますね。

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館長コラム 2019/02/20エイブル
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終了しました。「思い出の市民会館」エピソードと写真を募集中

「思い出の市民会館」エピソードと写真を募集中

「思い出の市民会館」エピソードと写真を募集中。 なつかしの写真も展示中です。

昭和41年(1966年)に開館した鹿島市民会館は今年3月31日で53年間の幕を閉じ、建て替える予定になっています。

現在の市民会館への感謝をこめて、17の団体が参加して3月31日、「ありがとう市民会館 さよならコンサート」を開催しました。

現在エイブル1階ロビーでは、市民会館の懐かしい写真を展示中です。
また皆さんからも「思い出の市民会館」エピソードを募集、展示しています。

日  時:2019年3月31日(日)

     開場10:00 コンサート開演11:00 閉館セレモニー開始16:30

場  所:鹿島市民会館

全席自由 入場無料 整理券有り

      ※2月26日から配布開始 整理券は当日も配布します。  

      ※整理券配布場所:鹿島市生涯学習センター エイブル、6地区公民館ほか

★当日ホワイエで「思い出の市民会館」展示予定。

      ※3月19日~4月14日までエイブル1階ロビーでも展示予定。

主  催:鹿島市、ありがとう市民会館 さよならコンサート実行委員会、

     一般財団法人 鹿島市民立生涯学習・文化振興財団

後  援:佐賀新聞社、NHK佐賀放送局、サガテレビ、株式会社ネット鹿島(予定・順不同)

お問合せ:鹿島市生涯学習センター エイブル2階 事務局

     〒849-1312 鹿島市大字納富分2700-1 電話0954-63-2138

     http://kashima-able.com/

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エイブル事業 2019/03/16エイブル

館長コラム「菜の花」

菜の花は、春景色の代表格。朧月夜の歌詞や山村慕鳥の詩でも菜の花が主役。

春景色

♪「菜の花畠に/入り日薄れ/見わたす山の端/霞(かすみ)ふかし/春風そよふく/空を見れば/夕月かかりて/におい淡(あわ)し」《朧月夜》と歌われるように「菜の花」は、春景色には欠かせないものです。

山村慕鳥(ぼちょう)の詩、「いちめんのなのはな」のひらがな九文字を全文二十七行のうち二十四行も並べたものもあります。この詩は、教科書にも出ていた記憶があります。まさに、一面に黄色のじゅうたんを敷きつめた春景色を感じ取ることができます。 

また、このころは、菜の花ばかりではなく、若葉の美しい季節です。カキ・カエデ・イチョウ、いずれの若葉もいいですが、中でも柳の木の若葉は、木全体がボーッと薄緑色にかすんで、遠くから見ると、まるで薄緑のベールをまとっているかのような見事さです。

さらにこの時期の空気感を、文学では、「かすみ」(朝方のこと)「おぼろ」(夕方のこと)などと言って、ぼんやりと風物がかすんで見える柔らかな様子をいいます。(気象学の術語には「かすみ」・「おぼろ」は無いようです。)

春は、うっとり、穏やかな中で始まるのですね。しかし、人間社会は、新年度のロケットスタート、時間との戦いの中、新しい仕事を遂行しなくてはならない厳しい時期。

でも「忙中に閑あり」視線や想いを自然に向けて見ると、ふっと、いいアイデアが浮かぶかもしれません。

さあ、春を探してみませんか。

                                                 エイブルの木  4月号「エイブルからこんにちは」より

                                 館長  永池 守

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館長コラム 2019/03/21エイブル
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終了しました。「ありがとう市民会館 さよならコンサート」

終了しました。「ありがとう市民会館 さよならコンサート」

終了しました。「ありがとう市民会館 さよならコンサート」心に刻もう!思い出のステージ!

昭和41年(1966年)に開館した鹿島市民会館は今年3月31日で53年間の幕を閉じ、建て替える予定になっています。

現在の市民会館への感謝をこめて、17の団体が参加して3月31日、「ありがとう市民会館 さよならコンサート」を開催しました。たくさんの市民の皆様のご来場をいただきました。

出演、運営に関わられた実行委員、鹿島市役所の皆様、ありがとうございました。

日  時:2019年3月31日(日)

     開場10:00 コンサート開演11:00 閉館セレモニー開始16:30

場  所:鹿島市民会館

全席自由 入場無料 整理券有り

      ※2月26日から配布開始 整理券は当日も配布します。  

      ※整理券配布場所:鹿島市生涯学習センター エイブル、6地区公民館ほか

★当日ホワイエで「思い出の市民会館」展示予定。

      ※3月19日~4月14日までエイブル1階ロビーでも展示予定。

主  催:鹿島市、ありがとう市民会館 さよならコンサート実行委員会、

     一般財団法人 鹿島市民立生涯学習・文化振興財団

後  援:佐賀新聞社、NHK佐賀放送局、サガテレビ、株式会社ネット鹿島(予定・順不同)

お問合せ:鹿島市生涯学習センター エイブル2階 事務局

     〒849-1312 鹿島市大字納富分2700-1 電話0954-63-2138

     http://kashima-able.com/

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エイブル事業 2019/04/01エイブル

館長コラム「鯉(コイ)」

鯉幟のいわれ。鯉と日本人のつながり。鯉は栄養豊富な魚です。

鯉の季節

風薫る五月、鯉幟(こいのぼり)の季節になりました。端午の節句に鯉幟を上げて祝う習慣が始まったのは江戸時代中期と言われています。

武家社会では武門繁栄のため「尚武(しょうぶ)」に通じる菖蒲湯に入り、豪華な武者人形を飾って男子の立身出世を祈りました。

そこで、武者人形を飾れない町人が考案したのが鯉幟のはじめといわれています。

高々と、のぼりを立てるのは神様に男子がいるのを伝える目印だそうです。大空に泳ぐ鯉幟は、武家と違って、しきたりに縛られることのない自由な庶民の心意気を表しているかのようです。

今では、鯉幟も武者飾りも両方とも飾る家が多いのではないでしょうか、まさに平和な証ですね。

さて、この鯉ですが、日本書紀に、景行天皇が美濃に行幸したとき、美人を見そめて求婚したが、彼女が恥じて隠れてしまったため、天皇は池にコイを放って、見に出てくるのを待ったとあり、このころすでにコイが観賞用として飼育されていたことがわかります。

また、縄文時代の住居跡や貝塚からもコイの骨が多数みいだされるようで、鯉と日本人の付き合いは古くて長いのですね。

そして鯉は、とても栄養豊富な魚のようで、鯉の生き血を飲んでいた爺さんたちを思い出します。

「栄養のあっけんが、わいも飲んでんろ」と勧められ、気持ち悪くて逃げだした思い出があります。

鯉の生き血は絶対に飲めません!

                   エイブルの木 5月号「エイブルからこんにちは」より

                                   館長  永池 守

 

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館長コラム 2019/04/19エイブル
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ユリ(百合)

ユリの花言葉にまつわること

百合(ゆり)

「鬼もあり姫もありけり百合の花」(鬼貫)という句があります。

いかにもユリは、種類が多くヤマユリ、ササユリ、カノコユリ、テッポウユリ・・・とある中に、オニユリと呼ばれるもの、ヒメユリと呼ばれるものがあります。

元来「鬼何々」と呼ばれる植物は、大きくいかつい種類、「姫何々」と呼ばれる植物は小さくかわいらしい種類を呼ぶものが多いようです。

ユリの場合も同じで、オニユリは大輪で、ヒメユリは小輪です。

色は、白やピンク、黄色、オレンジなどで、香りの強い花を咲かせます。

花の名は、茎が細く花が大きいので、風が吹くと花が揺れるところから「揺(ゆ)すり」と言われ、それが変化して「ユリ」と呼ばれるようになりました。

漢字の「百合」は百合の花の鱗片がたくさん重なっているところかきていると言われています。

夏、山道などで白く凛として咲いているのを見かける時があります。そんな時、昔、恩師から教えていただいた句「山百合の白の鮮烈爆破点」(鷹羽狩行)を思い出します。「白の鮮烈」という表現が好きで、山百合を見ると今もよく思い出します。

花言葉は、純心・純潔!

                  エイブルの木6月号「エイブルからこんにちは」より

                                                  館長 永池 守

 

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館長コラム 2019/06/11エイブル
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雨乞い

雨乞いは、世界共通の神頼み!鹿島には、「おしまさん」参りという風習があります。

雨乞い

日照り続きで農作物が被害を受けるのを恐れ、われわれの祖先はいろいろな方法の「雨乞い」をして神仏に祈ってきました。

例えば、①お籠り(神社にこもって夜通しお祈りをする)②鐘を打ち鳴らし雨乞い踊りをする③霊力のある神社の水をもらい、その水をまき散らす④神に汚物を投げつけたり、地蔵を逆さ吊りにしたりして神を怒らせる⑤千駄焚き(山頂で大火をたく)をする、などが知られており、外国でも似たようなことが行われているようです。

先月の水不足で、鉦を鳴らし獅子舞を奉納したニュースがあり、『苦しい時の神頼みー雨乞いー』がなされていました。

鹿島では、江戸時代、干ばつに見舞われたときに、『おしま』という娘が、雨が降ることを願って有明海に身を投げ、その身を村人達が沖ノ島で見つけ、涙を流した途端に、雨が降り出したという伝説が残っています。

『沖ノ島参り』(おしまさん参り)は、おしまの命日である旧暦の六月十九日に、船に乗って沖ノ島へお参りに行っていたことが始まりになっているそうです。

今は、大漁豊作、航海安全も祈願して行われ、納涼ふるさと七浦夏まつりとしても賑わっています。

最近は異常気象が続いており、四十度近い高温な日が続きます。

雨乞いをしないで済むように願いたいものですね。

                  エイブルの木8月号「エイブルからこんにちは」より

                                   館長 永池 守

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館長コラム 2019/06/15エイブル
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喫煙場所変更のお知らせ

喫煙場所変更のお知らせ

エイブルは市民図書館、保健センターを併設しており、常に児童生徒が来館し、乳幼児の健診なども行っています。

2019年7月1日の「改正健康増進法」の施行に伴い、エイブルでは市民の健康増進のため、施設内禁煙から敷地内禁煙への転換を行います。

現在3か所ある敷地内喫煙場所を閉鎖し、7月1日から2階バルコニー奥の1か所のみを「特定屋外喫煙場所」といたします。

1階玄関前、2階窓口外、2階玄関前の喫煙所は、2019年6月30日をもって閉鎖いたします。

皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

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新着情報 2019/06/19エイブル
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白玉

貝の中の真珠は、異物を包み込んでできるもの。心の真珠は、心の中の異物(悩みや苦しみ)を取り込んで輝きだす。

白玉

月のしずく、天の露、人魚の涙、月の化身・・・「白玉」とは世界中で愛され、ロマンティックナ名前で呼ばれてきた真珠のことです。

「玉(ぎょく)」とは、宝石のことですから、真の宝石と思われていたのでしょう。実際、加工しなくても輝きを放っているのは真珠だけではないでしょうか。

今では、真珠といえば阿古屋貝(あこやがい)ですが、万葉のころは鮑(あわび)からとっていたそうで、鮑玉(あわびだま)とも呼ばれていました。

貝は、砂やごみなどの異物が入り込むと、それを何とかしようと分泌物を出します。その分泌物が異物を包み込むことで、真珠がうまれるそうです。

そこである人が言ったことを思い出すのが「苦しみや悲しみも心の中の異物のようなもの。その苦しみ悲しみと向き合っていくうちに、あなたの心に輝く真珠ができるかもしれません。」です。

なるほど、そう考えると、そうなんだと納得。平々凡々と過ぎ行く時間に身を任せるよりは、ちょっとは苦労や悩みに向き合うことも必要なんだと。

仕事や人間関係の悩みは、その時は正面から受け止めてしまい、つらいものです。仲間との語り合いと時間と自らの苦痛とで玉のように輝きだします。

まさに心の真珠ですね。

でも、私の真珠には棘あるのでしょう、時々ふっと痛みが走ります・・・。

                     エイブルの木9月号「エイブルからこんにちは」

                                  館長  永池 守

 

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館長コラム 2019/06/19エイブル
タグ:お知らせ

カマキリが・・・

カマキリとの出会いが、その後を決める。小さいころの記憶が好き嫌いを作る

カマキリが・・・!

工藤直子の詩に『おれはかまきり』があります。

『おう なつたぜ/おれは げんきだぜ/あまり ちかよるな/おれの こころも かまも/どきどきするほど/ひかってるぜ/おう あついぜ/おれは がんばるぜ/もえるひを あびて/かまを ふりかざす すがた/わくわくするほど/きまってるぜ』この詩は、小学生に大人気ですが、私とカマキリの関係は、あまりよくありません。

保育園のころ、私は、よくカマキリにいたずらをしていました。

1メートルくらい離れたところから細長い棒で、カマキリをつつくと、カマを振り上げる姿が面白く、どんどん怒らせていました。

するとついにカマキリは下から私をじっと睨みつけ、私が動く方向へしっかり向き直るようになり、今にも飛びかかって来そうな気迫。

私は、にわかに怖くなって、棒を投げ捨て、家の中に入ってしまいました。

数十分してから、何かの用事で外に出たとき、木の枝の葉っぱの先にとまっていたカマキリを見つけました。すると、なんと!カマキリが威嚇のポーズをして立ちはだかっているではありませんか。

カマキリが仕返しに来たと思ったとたん、素早く走って逃げた記憶があり、それ以来、カマキリは、チョッと苦手になってしまいました。

これって、オウドウボウのヒケシボウでしょうか!。

                   エイブルからこんにちは「エイブルの木7月号より」

                               エイブル館長 永池 守

 

 

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館長コラム 2019/06/20エイブル
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