7月23日は「ふみの日」、昔は手紙のことを玉梓(たまずさ)といって、相手から届いた手紙を敬っていました。
七月二十三日はふみの日。昔は手紙のことを玉梓(たまずさ)と言いました。
これは、古代、使者が手紙を梓(あずさ)の木に結び付けて持参したことから、やがて、相手からの手紙を敬って口にするとき、玉梓という言い方をするようになったとか。
梓の木は、別名を「木王」といい、百木の長として尊ばれ、木目が細かいので、中国では版木に用いたのだそうです。
「梓にちりばめる」といえば、出版するという意味。上梓(じょうし)という言葉も同じ由来。
ちなみに、日本では、版木として桜の木を使っていたそうですが、上桜とはいいませんね !
最近は、インターネット社会と言われるように、手軽にメールやラインでの取りを行えるようになりました。そこで使われるデジタル文字は、ほとんどすべてが同じ字体・字形で、しかも文章は、省略や短文が多いようです。
このように私たちはインターネット環境がよくなり、手紙を書く機会が少なくなりました。一文字一文字に心を込めるということが、手紙ならではの良さのはずなのですが・・・。
話し言葉ではなく、手紙での改まった言葉だからこそ伝えられることもあると思っています。
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