納富進 作品展 後期展示
1911年(明治44)5月、鹿島の高津原で生まれ、洋画家として昭和の時代に活躍した納富進さんの作品を紹介します。
納富さんは、21歳で東京文化学院美術部に入学し、学生時代に描いた『青根風景』が第20回二科展に初入選(※「青根」は現在の神奈川県相模原市の山間部)。卒業後も制作活動を続け、多くの展覧会で入選しています。
1944年、第二次世界大戦で召集され佐世保海兵団に入団。復員後、鹿島の中川に居住し、画家として活動を始めると上京の回数も増えました。そして、東京都三鷹市にアトリエを構え、春と秋は東京、夏と冬は鹿島で生活するようになりました。
1962年から佐賀龍谷短期大学の教授として、1967年からは、橿原学院短期大学(現 奈良芸術短期大学)教授として、美術指導にも携わりました。
1969年には、改組第1回日展に『竜王峠』を出品して文部大臣賞(現 文部科学大臣賞)を受賞。
個展の開催や日展の審査員など、画家として充実した人生を送っていましたが、病気のため64歳で亡くなりました。
後期は鹿島市所蔵の、日本の山あいの風景画を展示します。
【期 間】令和5年4月1日(土)~ 6月29日(木)
【前 期】4月1日(土)~ 5月14日(日)
【後 期】5月16日(火) ~ 6月29日(木)
【後 期】5月16日(火)~ 6月29日(木)
《 納富進さんを語る会 》を開催します
日 時: 6月18日(日)14時~
講 師: 金子 剛さん 杉光 定さん 鈴田滋人さん(予定)
場 所: エイブル3階 研修室
※参加には申込みが必要です。
申し込みは、エイブル事務局窓口または電話で受付けています。
電話:0954-63-2138